イキガミ (間瀬元朗)

作品名 : イキガミ
作 者 : 間瀬元朗 (ませもとろう)
単行本 : 連載中、既刊・4巻
掲載誌 : 週刊ヤングサンデー(小学館)
イキガミを貰ったら後1日で死ぬ。
じゃあ、明日死ぬなら何をする?
ってお話。
過去、多くの国が民の命を束縛してきた。
魔女狩り、ハラブジャ事件、ナチスのユダヤ人虐殺、・・・たくさんの事例がある。
その際、国は民を洗脳し、民を殺す。
イキガミも国のために国民を殺す「国家繁栄維持法」という法律のある世界。
こいつがとてもリアルで説得力がある。
実際に国家繁栄維持法が今の日本に適用されたら、本当に国の生産性は上がると思うし、出生率も確実に上昇すると思う。
人道的な問題が無ければ、政治家も本気で導入を検討するんじゃないかと思うほど、よく出来たルール。
このマンガ、何よりもこの初期設定が素晴らしい!
イキガミ・1巻の背表紙の説明文を読んだだけで、「このマンガ、絶対面白い!」と確信しましたよ。
で、イキガミの感想ですが、・・・
面白いんだけど、思ったよりも面白くなかった。
変な日本語かもしれないけれど、コレが本音。
決してつまらなくも無かったけど、僕の最初に抱いた期待値は越えられなかった。
いかんせん、キャラクターに共感できない。
なんかねぇ、個人的にムカつく奴が多いの。
例えば1巻の最初のお話「復習の果て」で言うと、イキガミを貰った元いじめられっ子の青年がムカつく。
自分のエゴ(それも非常にネガティブなエゴ)を押し通し家族に迷惑をかけといて、自分の昔と同じ境遇の学生に対して説教たれてるところは正直、「お前が言うな!」と腹が立った。
後、そいつが携帯を見て「メールを出す相手さえ・・・僕にはひとりもいないのか」とつぶやくシーンでは「今更?気付くの遅っ!!」と、思わず突っ込んだ。
2話目・「忘れられた歌」は主役の相方が偉そうでムカつく。
セリフが全てうっとうしくて、非常〜に鼻につく
ストーリーも安易で、優れた設定の上にあぐらかいてる感じ。
ただ、主役の鳥男君ははかっこよかったね。
イキガミを見てから死ぬ直前までビビりながらも、結局吹っ切れ1曲歌い上げた。
僕は絶対真似できない。
とても有意義でかっこいい最期だったと思う。
で、こんな漫画を読んだら当然「もしも僕がイキガミが送られてきたらどうするだろう?」と考えた訳ですが・・・・・特に思いつかない。
なんか普通に仕事とか行ってそう・・・
絵の味 : 3点
キャラクター : 3点
ストーリー : 5点
総合 : 51点
※各10点満点、総合評価のみ100点満点 キョウイチ
HE∀DS(原作:東野圭吾)
イキガミ
